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自己分析

自己分析を始める前に

<彼を知り己を知らば百戦あやうからず>
はじめに、ここのタイトルはかなり言いすぎです。きちんと自己分析し企業研究しても、まあ、100戦して20勝程度しかできないでしょう。かといって、自己分析せず企業分析しなければ100敗は間違いないでしょう。
ともかく、自己分析は必要不可欠であるわけです。
ここでは実際に自分が試した方法で有意義だったと思うものを紹介したいと思います。
長いので4章に分けました。はじめの2つは面倒くさいことが書いてあるので、忙しい人は飛ばしてください。

<誤解は「自分が知る自分」と「他人の知る自分」のギャップから生じる>
人間関係における誤解やトラブルは基本的に「自分」に対する認識の違いから生じると思われます。
それは、「自分はひとつである」という根本的な認識から生じるものです。

<自分は「ひとつ」ではない>
というと誤解されそうですが、要は自分には数パターンかあるということです。
大きくカテゴライズすると以下の3パターンです。それぞれ説明していきます。

  • 自分が知っている自分
  • 他人が知っている自分
  • 本当の自分

<自分が知っている自分>
自分が知っている自分とは、何も哲学的な意味合いは無く、誰とも会っていない状態の自分のことです。
一人で部屋にいるとき、自分は果たしてどんな性格で、何を考え、何をしているのかということです。

<他人が知っている自分>
で、人と会っているときの自分があります。厳密に言えば、人間関係を築いているすべての人それぞれが認識している「自分」があります。
しかし、すべての人をしらみつぶしに尋問するのは現実的ではないですから、同じコミュニティーに属していればほぼ共通の認識を持っているとします。
とすれば、「他人が知っている自分」は自分が所属しているコミュニティーの数だけ存在することになります。
たとえば、家族、学校、サークル、恋人、高校時代の友人など、それぞれのコミュニティーで何らかの役割を持った「自分」がいるわけです。

<本当の自分>
残ったのは本当の自分です。これは、ロジカルに考えると「自分も他人も知らない自分」ということになりますが、誰も知らないのであれば、存在としては無視してもいい、ということなので、ひとまずおいておくことにしています。

プロフィール

現在京都大学大学院に所属する修士2年の学生です。専門は分子生物学。 More…

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